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「障害者差別解消法がはじまります」 共に考える -教育・医療・福祉の立場から-
第7回 こころやフォーラムが開かれました
平成28年2月20日、仙台市青葉区の仙台市市民活動サポートセンター市民活動シアターにおいてNPO法人博英舎・こころやが主催する「こころやフォーラム」が開催されました。
このたびのこころやフォーラムは、7回目の開催となり、今回のフォーラムテーマは「障害者差別解消法がはじまります 共に考えるー教育・医療・福祉の立場からー」です。平成28年4月1日施行の「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」について、教育・医療・福祉の分野それぞれの立場の先生方をお招きし、考え方や取り組み等を発表していただきました。※要約筆記付
講演の第1部は、東北大学大学院医学系看護学准教授として、精神看護学分野でご活躍されている吉井初美先生より「精神障害者の就労について一緒に考えましょう」という演題で、お話をいただきました。
講演の第2部は、 精神保健福祉士と社会福祉士のかたわら、東北学院大学の非常勤講師やNPO法人ゆにふりみやぎの理事長としてご活躍されている伊藤清市先生に「解消法が私たちにもたらすもの~当事者として、地域の一員として~」という演題で、お話いただきました。
次に特別講演といたしまして「障害のある人々への合理的配慮:教育におけるテクノロジー利用の観点から」という演題で、近藤武夫先生より、お話をいただきました。近藤先生は、東京大学先端科学技術研究センターの准教授として、ICT(コンピュータやインターネットに関連する情報通信技術)を活用しての 「DO-IT Japanプロジェクト」においての障害のある方々の社会参加バリアフリー支援の推進、また、文部科学省の「デジタル教科書検討会」や「障害者差別解消法に関する調査研究協力者会議」の委員として、ご活躍されております。
講演終了後、遠方からおいでくださった近藤武夫先生に感謝の気持ちを込めて、こころやの利用者より花束の贈呈をさせていただきました。
各先生の講演終了後の休憩時間より会場内後方でこころやクッキー、手芸品等の販売コーナーをオープン。たくさんの方々にお立ち寄りいただきました。
休憩終了後、「障害者差別の現状と課題、今後の取り組みについて」というテーマでパネルディスカッションが行われました。コーディネーターは当法人の理事長であり、大平メンタルクリニック院長の大平常元が務め、講演者の3人の先生方に加え、NPO法人シャロームの会の理事長様であり行政書士でもいらっしゃる菊地茂氏、当法人の職員、家族会の方、こころや利用者4名、計9名の方々にパネリストとして、ご登壇いただきました。最初に利用者4名から、日常の生活、入院中や施設入所中に、これまで感じた差別体験の発表があり、その他のパネリストの方々からも、テーマに関するそれぞれの立場からのご意見が話されました。そして、ご来場の方々からもご意見等をいただき、大変有意義なパネルディスカッションとなり、終了しました。
フォーラム終了後には、同会場で懇親会が開かれ、来場者の皆様の交流の機会となりました。
(当日、会場で配布されたパンフレットは、点字のものも製作していただきました。ご協力をいただき心より感謝申し上げます。)
フォーラムに参加していただいた方々にアンケートにお答えいただきました。ご協力ありがとうございました。
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